欲しいものがあるとき
無理に我慢しないほうがいいことがある
我慢は
そのまま重さになりやすい
手に入らないことより
欲しいまま押さえつけていることのほうが
強く残ることもある
けれど
だからすぐに手に入れればいい
とも限らない
ここで少し見てみたいのは
その欲しさが
いつまで続くものなのかということ
今はどうしても欲しいと感じていても
時間がたつと
たいして欲しくなくなることがある
前には強く惹かれていたものが
今はほとんど心を動かさないこともある
そう考えると
欲しいという気持ちにも
ずっと同じ重さがあるわけではない
そこで
前に強く欲しかったものを思い出してみる
あのとき
どうしても手に入れたかったもの
それを今も
同じように欲しいだろうか
ただそれを確かめてみるだけで
欲しさは絶対のものではなく
時間の中で変わっていくことが見えてくる
そうなると
今ある欲しさにも
少しだけ距離ができる
無理に押さえつけなくていい
ただ
この欲しさは
しばらく先にも同じまま残っているのかを見てみる
その確かめ方だけでも
握り方は少し変わる
手に入らないことに耐えるのではなく
欲しさそのものを静かに見てみる
そうしていると
我慢しなくても
欲しさのほうが少しずつやわらぐことがある
今日は
欲しい気持ちはいつまで続くのかを
ただ観ていた
