寝起きに
一杯の水を飲む
昔から続けていた
ごく自然な習慣のひとつだった
前は
ただ飲んでいただけだった気がする
からだにいいとか
そうしたほうがいいとか
そんな感覚で続けていたのかもしれない
けれど
静整食を始めてから
その一杯の水の感じ方が少し変わっていた
たった一杯なのに
思っていたより深く満たされる
何か特別なものを口にしたわけではない
味が強いわけでもなく
満腹になるわけでもない
ただ
寝起きのからだに
静かに水が入っていく
その感覚をそのまま見ていると
それだけで十分な感じがある
足りないと思う前に
もう足りていたのかもしれない
前なら
満たされるという言葉は
もっとはっきりした刺激や
もっと強い満足感のことだと思っていた
けれど
本当は
こういう小さなものの中にも
静かな満ち方があるのだと思う
一杯の水で足りるというより
一杯の水がちゃんと入ってくることを
前より受け取れるようになったのかもしれない
たくさん与えられたから満たされるのではなく
少ないものの中にある十分さに
少し気づけるようになってきた
今日は
寝起きの一杯の水だけでも
とても満たされた気持ちになることを
ただ観ていた
