他の生命に寄り添うとは
どういうことなのか
これまで何度も考えてきたけれど
どこか曖昧なままだった
今日
少しわかった気がする
自分の持っている力を
自分以外のためにも使う
お金も
知識も
地位も
権限も
持つことが悪いわけではない
多く持つことが立派なわけでもない
ただ
何のために使うのか
自分を大きく見せるために使えば
もっと欲しくなる
失うことが怖くなり
誰かと比べるようになる
けれど
誰かの負担を軽くするために使うなら
その力の意味は少し変わる
自分の生活に必要なものは
自分のために使えばいい
足りているのなら
それ以上を求め続ける必要もない
話を聞けるときには耳を傾け
自分の立場で助けられるなら力を貸す
それは人だけに限らない
目の前の小さな生命にも
それぞれの生き方がある
自分の都合で傷つけず
必要以上に手を出さないことも
寄り添うことなのだと思う
寄り添うとは
相手を自分の思うように変えることではない
良かれと思ってしたことが
相手の望むこととは限らない
だから
相手の様子を見て
必要なときにできることをする
何もしないほうがよいなら
そっとしておく
助けたあとも
感謝や見返りを求めない
その先がどうなるかも
自分のものにはしない
自分もまた
ただ生きたいと願う
生命のひとつ
自分だけを特別に扱わず
かといって自分を犠牲にもしない
同じ世界に生きる生命として
自分にできることを選ぶ
他の生命に寄り添うとは
持っている力の向きを
少し自分の外へ向けること
それさえ忘れなければ
穏やかに生きられる
そんな気がした
